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オリー・ハルソール [ギタリスト]

 オリー・ハルソール。ギタリストですが日本ではあまり知られていないのではないかと思います。
私はアラン・ホールズワース(この人も一般的にはマイナーですが、ギター奏法におけるレガートを確立させたということでmusician's musicianとして有名)が大好きですが、彼が活動の初期に参加していたテンペストというバンドにホールズワースの後釜として参加、アルバムを耳にしたことがきっかけでそのプレイを気に入るようになりました。
 この人もホールズワースと同じくジャズっぽいレガート奏法をやっていましたが、ホールスワースほど難解な音階を使用せず、かつよりロックで過激なアーム奏法もやり、バッキングもかっこいいという美味しいところばかりです。テンペスト以前のPattoでのプレイが一番弾きまくりですが、ビートルズも大好きみたいで、テンペストの後のボクサーでは割とポップな感じのロックをやったり、ビートルズのパロディバンドであるRutlesにも参加していたようです。
特徴を挙げてみると、

1. 左利き、メインギターはトレモロアーム付きのSG
2. おそらくアンプ直 or Fuzzのみ接続で演奏(昔のヤングギター誌にケヴィン・エアーズのバックとして来日した際のインタビューが載っていたが、エフェクターは使用していなかった様子)
3. Pattoやtimeboxではギターの他ピアノやヴィブラフォンなども弾いていた。テンペストでは結果的にVocalも担当していたようで、器用な人。
4. あまり運がよくないのか、腕前は一流なのにあまりメジャーになっていない。ボクサーの時には機材を一切合切盗まれたという話も(先ほどのヤングギター誌より)
5. アーム奏法に関しては、あのホールズワースに影響を与えたほど(テンペストの1stでホールズワースはほとんどアームを使用していないが、その後に参加したソフトマシーンやニューライフタイムではアームを使用している)。意外とヴァン・ヘイレンなんかも影響を受けていたりして。
6. 早弾きはすごいが、あくまでもバンドアンサンブルを重視したもの。

といったところでしょうか。
アルバムもなかなか入手困難な時期がありましたが、Pattoやテンペストは割と手に入りやすいと思います。ボクサーも2,3年前にCDが再発されました。その中で、おすすめはPattoの2ndとテンペストの2ndでしょうか。この2枚はジャケットもこったものです。最も紙ジャケじゃないと分かりませんが・・・・。

Hold Your Fire

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  • 出版社/メーカー: Repertoire
  • 発売日: 2004/07/21
  • メディア: CD



Living in Fear

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  • 出版社/メーカー: Esoteric
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  • メディア: CD



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